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2020/05/19 16:55



green honey2020年物ができました。

 

今年初物の出来は、「優しく広がる甘み、確かに感じる花の香り」です。

琥珀色で透き通る透明感のある蜜の色はそのままに、口の中にそっと広がる“まるみ”のある優しい甘さと、ひと息おいて鼻先に行き渡る花の香りが特徴です。また酸味やえぐみを感じることもほぼありません。

 

香りについても同様に“花のきつい匂い”がなく、春らしさを“ふわっと”感じられます。蜂蜜の糖度は平均して80度程度となっており、濃いめに仕上がっています。


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「風味について」

今年初物に入っている花は桜、菜の花、藤です。

飼育方法のアップデートにより、桜の花の蜜を減らし、菜の花と藤を多めにしました。これにより蜜の色合いが明るくなり、舌に乗せた時に感じる甘さのインパクトが軽減され、香りを楽しみながらお召し上がりいただけます。

 

そのままスプーンで掬って食べるというシンプルな味わい方でも十二分に楽しんで頂けるものになっています。数年前から流行している乳製品との組合わせや、柑橘類との組合わせにもしっかり合います。



チーズやクリームとの組み合わせは、滑らかでコクのあるディップが最高です。おかずにスイーツ、お酒のお供にも使えます。

 

柑橘類との組み合わせでは、薄皮を剥いた夏みかんに、さっとかけたものを。

どの年代層の方でも、爽やかな美味しさを楽しんでいただけます。

 

この他には「ちょい足し」にも役立ちます。蜂蜜の使い方としてはこれまでも用いられてきましたが、特に最近密かなブームとして広がっています。

 

普段のお料理やお酒の割り物等に使える小ワザです。ポイントは、“蜂蜜の味がしない程度にほんの少しだけ足す”です。味に厚みが出ますので、丁度良い隠し味になります。

 

「あれ、いつもよりちょっと美味しいかも」

と思えるものに仕上がりますので、是非お試しを。 


「製法の工夫」 

ろ過工程におきましても花粉の粒が透過できるメッシュサイズのろ過器を新規採用しています。生産工程の中で発生する不純物を取り除き、自然に含有する花粉も共にお届けします。

また収穫時においては、加熱をしないように電熱機器や保温機器の使用を避けて採っています。それによって、“巣箱の中にある蜂蜜”の味を体感いただけます。



「飼育方法のアップデートについて」 

今年から大切な仕事仲間であるミツバチにも、「働き方改革」を推進していきます。生き物としての「生きやすさ」と「生産性」を両立するための様々な取り組みを始めています。

 

その一部に、春先に充分な期間の「育児休暇」を設けること。桜の蜜を「育休手当」として追加支給すること。この二点を試験的に導入しています。

 

これは冬明けから本調子になるまでの間、ミツバチがゆっくりと子育てできる環境を整えて、収穫時に生じる負荷を軽減するために行います。おかげさまで最近のミツバチ達は大きな家族に育ち、養蜂場全体が活気が満ち溢れています。 

 

美味しい蜂蜜を採り生産高を上げる裏で、ミツバチに大きな苦痛が伴うことを避けるため、充分な対話と研鑽を通じてユギムラの自然の中で、出来ることを探していきます。



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